心理学者 河合隼雄氏の著書「こころの処方箋」の中に一説です。
内容は、
「夫婦には対話」が必要だと考えていた男性が、自分が会社で如何に苦労しているかを奥さんに話をした。
省エネ対策で「社員に対して、エレベーターの下りは乗らず、階段で歩いておりましょう」という通達を流した。
その通達が守られているかを、1階のエレベーターホールでかげに隠れて張り番をするという仕事を上司から命じられ、総務の仕事といえど、
こんな馬鹿げた仕事もさせられているということ、そこには家族のためにこんなに頑張っていることをわかってほしいと思って、奥さんに愚痴をこぼした。
しかし、奥さんはご主人のその想いとは逆に
はじめはあっけにとられていたが、その後はっはっはと笑い、
「日本の企業はなんて馬鹿げたことを高い給与を支払う社員にさせるの!(笑)」と言ったという。
それを聞いたご主人が
「女というものは、本当に男のきもちがわからぬものだ」と思ったという。
こんなバカげたことのやり取りの積み重なって、お互いに相手が自分をまるっきり理解してくれないと思うようになるのではないだろうか。
早くローンを返さないととか、
この子を大学に入れるまでは頑張ろうなど
何か共有の目標をもっているときは、お互いに相当に協力できるようになる。
夫婦になると互いの欠点をカバーし合わなければならぬところがあって、
知らず知らずに両者でバランスを取り合ってゆくようなところもある。
そして、
男女が理解し合うことは実に大変なことであり、それは一般的にいって中年になってからはじまると言ってよい。
そして、そに難しさをよく自覚していると、少しの不理解で驚いたり、怒ったりすることなく、これからの夫婦の課題として
あらたな気持ちで少しずつ理解しようと努力を続けていこうとする気持ちが現れてくる。・・・・
河合隼雄著 「こころの処方箋」より抜粋
なかなか興味深いです。
交際中の会員が、一様に気にしているのが、
「自分のことをわかってもらえているか否か」という不安。
「彼がよく私のことをわかろうとしてくれるので」
「私のことなんか何もわかってなかったのです・・・」
ある出来事から
「結局は、わかりあえなかったんだと感じてます」
「わかる」って言葉がよくでてくるのが、交際中の二人だと思います。
でも、「わかる(理解する)」から「協力し合える」お相手かどうかという視点に変えてみると、
少し気持ちが楽になるのでは、ないでしょうか。
交際していて見極めるというか、本当にこの人なのかな・・・って悩むのです。
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